ファーム立ち上げについて その1

少し更新が空いてしまいました。

今日は、ツイッターでは以前からつぶやいていた事について、書いていこうと思います。それは「クオンツの立ち上げ」についてです。

クオンツっていうとまさに物理学者や数学の博士を持ってる人の事を指します。広義ではその集団が金融工学を駆使して株の売買をしている会社も含んでいます。ですのでわたしが使うとかなり語弊があります。

なので、どういう言い方がぴったりなのか探していますが、もしかすると高頻度業者とか、HFTファームとかのほうが近いのかもしれません。自分のなかでは「ルネサンステクノロジーズ」とかがイメージは近くて、統計的、アルゴリズム的アプローチで、すべての取引をロボットで行うファームを目指しています。もっともいまはロボット取引は常識ですが。

そして、そもそもなんでファームをやろうと思ったかというと、何気にもうかれこれ5年くらいになりますが、ソフトウェアの設計や開発をしてきて、それなりの実績が出来てきました。この間知り合いの証券会社や、海外のファンドから依頼を受けて、いくつもストラテジーを提供してきました。そこで1つだけ分かった事があります。

統計的あるいはアルゴリズム的なアプローチは儲かる」という事です。もうこれ以上でもこれ以下でもありません。

わたしは、いちおう本業なるものは別にもありますが、将来性でいえば断然ロボットに託したほうが未来は明るいです笑。悲しい...w

それこそクオンツで有名なソー氏が言ってた事ですが、ソー氏は元々物理学の学位を取って政府関連の研究室にいたそうです。ただ、ソー氏は移民だったため年収は1万ドル(100万円くらい)程度だったそうです。もうこの時点でヤバいんですが、さらに研究室の予算削減で、子供の出産費用が払えなかったそうです。それがきっかけでウォール街へ転職する事にしたそうです。

誰しも好きな仕事や慣れ親しんだ環境を変えたくはありませんが、将来性がなければ、別な方法も検討せざるを得ません。わたしの場合、まだ本業はありますが業界的にはブラック体質です笑、よって歳を重ねるごとにいつまで続けれるか考えることもあります。

実際に投資を始めたきっかけも、こういうのがバックグラウンドにあります。いつまで続けれるか分からない、しかも徹夜の大常化したような業界で、ずっと仕事を全うできるはずがありません。衝撃的なのは、その業界の平均寿命は65歳とか…。やばい…て感じで、老後も楽しめないのかと、それを新卒の頃聞いて震えました笑。だから、もし将来カラダを壊して働けない状況がきても、何か貯えがあれば安心だと思って始めました。しかし最初の出だしが FX だったのでw クリック証券ですぐ 30万 が溶けて超落ちました、まぁ誰しも通る道ですわな。

そっからいろいろ勉強し、金利いじったり、新興通貨いじったり、裁量にもどったりして、結局ずっと続いたのがプログラム取引でした。やっぱロボットは安定してます。人間は、感情の生き物ですしバイアスや変なファンダは取引に有害です。むしろそれが損失のもとです。その点ロボットはプログラムに従って淡々と取引するだけですので、一喜一憂する事もなければ損切り出来ずに破綻する事もありません。大抵人間が負ける原因はハイレバか損切り出来ないのが原因です。これはプログラムでも実証済みです。そんなわけで、いまは 9割ロボットです。しかも人間よりパフォーマンスが良いってのは、悲しいかな現実です。

また、人間のトレーダーなら簡単には行きませんが、ロボットなら不具合やミスマッチがあればすぐに改良出来ますし、もし使えないなら容赦なくリストラできます。疲れたりしないので、ブラック企業バリに、ロボットを24時間働かせる事も容易です笑。こういう、ランニングコストや修正コストなど、いろいろ踏まえても、充分優位性があると思ったのがファーム立ち上げの決め手でした。

現にゴールドマンサックスが 600人 いたトレーダーを 2人にしたそうですし、まさにこれが現代のファームの姿なんですよきっと。まぁとはいえ開発は人間がやるわけなので、設計やらリサーチやら、いわゆるR&Dてきな機能はかならず必要なので、その部分は企業レベルでやる必要があると思ったのが、ファーム立ち上げのきっかけです。

次回は、ファーム設立についていまやってる事を書こうかな。